来週にかけても全国的に厳しい残暑が続きます。猛暑日の所もありそうです。9月後半になると北海道や東北は一気に秋らしくなるでしょう。最新の1か月予報です。
この先1か月の天候の特徴
きょう6日(金)は朝から気温が高く、大阪や奈良、佐賀など35度以上の猛暑日となった所がありました。9月に入ったとはいえ、まだ暑さが残る時期です。来週にかけては全国的に気温が平年より高く、厳しい残暑が続くでしょう。特に関東から九州では35度くらいまで上がる日がありそうです。暑さやだるさを感じたら、早めに水分や休憩をとるなどして、体調を崩さないよう、お気をつけください。9月後半になると、北海道から東海、北陸は季節がグッと進みそうです。
北海道、東北 急に寒くなる日も
北海道や東北は、来週にかけては所々で最高気温が30度を超えて、残暑が続きますが、9月後半は一転して秋らしくなるでしょう。10月はじめにかけて気温は平年より低く、季節が一気に進んだように感じる日がありそうです。また、天気は数日の周期で変わるため、晴れた日の朝は急に冷えるなど、気温の変化が大きくなるでしょう。急に寒くなって慌てないよう、早めに厚手の上着を用意しておくとよさそうです。
関東甲信、東海、北陸 9月後半は徐々に暑さ落ち着く
関東甲信、東海、北陸も来週にかけては気温が平年より高いでしょう。最高気温は30度以上の日が多く、内陸部を中心に35度近くまで上がる所もありそうです。来週もまだ半袖の服が必要でしょう。9月後半から10月はじめにかけては気温が平年並みとなり、厳しい暑さは徐々に落ちつく見込みです。暑い日があっても長くは続かず、朝晩は秋らしく涼しい日が増えるでしょう。特に9月終わりには北からの寒気の影響を受けて、急に寒くなる日もありますので、長袖の服や羽織る物をすぐに着られるように用意しておきましょう。
近畿、中国、四国、九州、沖縄・奄美
近畿から九州と沖縄・奄美は、この先も暖かい空気に覆われやすいでしょう。9月中旬にかけては気温が平年より高く、9月とは思えない暑さとなる日もありそうです。秋の彼岸の頃からは厳しい残暑は少し落ち着きそうですが、それでも気温は平年並みか高い予想です。季節の歩みはゆっくりでしょう。
なお、南の海上には台風15号のほかにも発達した雲域がみられます。8日(日)の朝には南西諸島付近で新たに熱帯低気圧が発生する可能性があり、今後の動向に注意が必要です。9月はまだ台風シーズンです。台風情報や気象情報をこまめにチェックして大雨に備えましょう。
日本気象協会 本社 中川 裕美子
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